「達成感は名古屋のサブ4の時よりも大きかったです」RRCメンバーインタビュー

Text: shun sato

Cチーム(目標:フルマラソンsub 4時間00分)第5クールMVPに選ばれた小渕美和さん

「万年Cチーム」と言われながらも地道に努力を重ね、名古屋ウイメンズでサブ4達成、5クールの1500mタイムトライアル(TT)では6分切りを達成しました。いつも多くのメンバーに支えられながら大きな壁をひとつ、ふたつ乗り越え、6クールからはBチームでの挑戦が始まります。

1500mタイムトライアルに向けてのモチベーション

今回のMVPは、1500mTTで6分を切ったからですよね(笑)。

6分切りを目指したのは、ひとつは神野さんが仙台ハーフを走った時、応援しに行ったんですが、力を出し切れなくてめちゃくちゃ悔しい表情をしていたんです。その時、自分に何かできることがあるかなと思い、「私が1500mTTで6分切ったら喜んでくれますか?」と聞いたら「無理だな。切ったら何でも言うこと聞いてあげるよ」って言われたんです。その時、よーし、やってやろうじゃないかって思ったんです(笑)。


大きな目標として向き合った1500mタイムトライアル

もうひとつは、私はCチームからスタートして今、1年以上経つんですが、当時のメンバーは目標を達成してBやAチームに上がり、気が付いたら周囲はほとんど新メンバーになっていたんです。私もサブ4を達成したし、1年以上いるし、新メンバーには負けたくない。そう思っていたんですが、5月の富士見合宿の最終日、林道コースを走った時、新メンバーの人たちに負けて、もう悔しくて‥‥。この時、私の力は、こんなもんじゃない。1500mTTで、意地とプライドを見せて6分を切り、Bチームに行こうと決めました。


富士見合宿では悔しさも味わった

感じていた手応え

このクールは、自分なりに走れている感触がありました。サブ4を達成した名古屋ウイメンズの1か月前から練習会では、ぺーサーの人の後ろに付いて走るようにしました。最初の頃は、「遅いからお先にどうぞ」って感じでしたが、それだと離されてしまって、「またか」って思うことが多かったんです。でも、前で走ると抜かれたくないと思い、必死に走っているうちにメニューをクリアできるようになりました。


集団の前方で走ることを心掛けたという公式練習会

1500mTTに向けては自分で「みわちゃん練」を企画してポイント練習の回数も増やしました。「このペースでもう1本は無理」と思うんですけど、みんなが声掛けしてくれたので、がんばることができました。正直、RETOの練習よりもみわちゃん練の方が最後はキツかったです(苦笑)。1500mTTに向けての最後の練習が終わった後、facebookに「6分を切ったらBチームに行きたいです」と書きました。それを出すかどうか1時間ぐらい迷ったのですが、投稿してよかったです。みんなに言った以上やらないと、と覚悟が決まりました。


「みわちゃん」の愛称で親しまれる

チームメンバーへの感謝

今回、1500mTTで目標を達成できたのは、お節介すぎるメンバーの力のおかげです(笑)。仙台でのことを径(新沼)さんにポロっと言ったら「やってやろう。ペーサーするから」と毎回、みわちゃん練に来てくれましたし、レース当日も応援してくれました。何を言っていたのかさっぱり覚えていないんですけど(苦笑)。タイムは5分59秒57で、おまけしてくれたのかなぁと思いましたが、うれしかったです。応援してくれたみんなの目の前で結果でお返しが出来てホッとしましたし、達成感は名古屋のサブ4の時よりも大きかったです。


「みわちゃん練」のペーサーを買って出てくれた新沼さんと

今後の目標

次のレースは、年末のビヨンドです。昨年、(制限時間で)回収された悔しさを晴らしたい。タイムは、3時間45分を切って、来年の名古屋ウィメンズでは、ナイキのヴェイパーネクスト3を履いて挑戦したいと思っています。そして、次のクールは、Bチームでスタートします。毎回、ついていけなくて泣いているかもしれないですけど、それでも強くなっていきたいと思います。


初フルマラソンで悔しい結果となったBeyondが次のレース

 

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