RRC member interview
text:Shun Sato
第10クール A2チーム(目標:フルマラソンsub3時間10分)MVP 飯塚菜々子さん
7年ぶりにラン再開
初フルのホノルル(昨年12月)から水戸漫遊マラソンまで、1年かからずに40分近くタイムを縮めることができたのは、自分でもちょっとびっくりしました。
私は中高で、陸上をしていました。ただ、中学の時は、陸上部がなく、寄せ集めで駅伝を走っていて、高校は陸上部に入って中長距離を専門に走っていました。卒業後は、気が向いた時にジョグするぐらいで、走り始めたのは、昨年6月からです。麻美(松下)さんと職場が一緒で、結婚式に出るためにダイエットするから走ることになり、ベジタブルマラソンの10キロに出ました。約7年間、まともに走っていなかったのですが、「意外と走れるじゃん」と思って楽しくなり、それから麻美さんと二人で走るようになりました。
初フルのホノルルでサブ4達成
その後、フルマラソンを走りたくなり、ひとりでホノルルに行って、サブ4を達成することができました。周囲の人から「狙う大会じゃないし、もったいないよ」と言われたのですが、ホノルルでサブ4をしたいなって思ったんです。次のレースでは絶対にサブ3.5をしたいと思い、ポイント練習ができるような練習会に行くようになりました。ここでランニングのスイッチが入りましたね。今年2月、大阪マラソンでサブ3.5(3時間23分30秒)を達成し、水戸漫遊で15分(3時間13分41秒)を切ることができました。
ケガ予防を重視
水戸で自己ベストを更新できたのは、3月に病練勤務を辞めて9月からまた働き始めたのですが、その間走る時間が増えたのが大きかったです。月間走行距離でいうと270キロから300キロぐらい走っていました。その際、気を付けていたのは怪我を絶対にしたくないので無理をしないこと。疲れとか違和感がある時は休んだり、距離を落としたりしていました。あと、ご飯をたくさん食べるようにしています。体重を減らした時は体調があまり良くなくて、食べた方が体が元気で、風邪を引いたり、大きな怪我もしていません。
大阪国際がモチベーション
RETOは2月の8期からです。私が今、走っているのは、RETOの仲間から刺激を受けているのが大きいです。やまあす(山本明日香)、智世(竹輪)さんとは一緒に練習する機会が多く、大阪国際を目指して一緒に頑張っていますし、練習メニューが辛くて、みんなで声を掛け合ってできた時の達成感とか、めちゃ最高だなと思いますね。
6月の合宿の時に聖也さんに「大阪国際、狙えるんじゃない」と言われて、大阪国際を意識し始めました。今年、大阪マラソンを走った時、大阪国際に行けるようなレベルで走れるとは思わなかったですが、今は出るという気持ちが強いです。茉美(新里)ちゃんとかと「みんなで大阪国際、がんばろう」と刺激し合っていますが、たぶん一人で走っていたら大阪国際を狙おうとは思わなかったでしょう。
生活の軸にあるもの
今は、頭の中は80%以上、マラソンが占めていて、ランニング中心の生活になっています。転職を考えた時も週末にレースがあるし、個人の練習会もあるので土日は休みがいいし、夜勤すると体調が崩れるので夜勤がないところを探していました。職場の人には、「今日も走って来たの?」、「今から走りにいくの」ってドン引きされていますけど、やっぱり走るのは楽しいですね。
人生を充実させてくれるランニング
―なぜ、走るのですか。
生活の充実度を高めるためです。あと、私の仕事の訪問看護は一人で利用者さんのところに行くのですごく責任が重たいですし、残業もあるのでストレス発散のために走ることもあります。走った後は、ご飯もお酒もおいしい。人生そのものを充実させるために走っています。