RRC member interview
text:Shun Sato
A+チーム(目標:サブ2時間50分)年間MVP 有本周翔さん
持久力改善の取り組み
2023-2024シーズンの取り組みとして考えていたのは、課題になっている持久力の改善です。2023年4月に出た公認記録会では1500mを4分48秒で走れていたのに自己ベスト3時間19分台はVDOT表的にどう考えても持久力に課題がありました。この課題を解消するため夏場でも150分のジョグを何回かやったり、サボらないように北海道マラソンを走ったり夏場の積み重ねを行いました。
ナガソエ練で自信
暑いのが苦手なのでマラソンシーズンインは11月からにして、シーズンインまでの期間はとにかくLT系の練習とレースペース付近での距離走を重視しました。ただLT系の練習は一人でもなんとか出来ますけど距離走は1人でやるのが苦手で苦労していました。
すべてがハマったつくば
苦手な距離走をなんとか質高くこなしたいなと思い10月頃からナガソエ練に参加し始めました。ナガソエ練での集団走の力を借りたことで4分20秒/kmで30km、翌週に4分5秒/kmで21km、その翌週に4分10秒/kmで30kmと3週連続質の高い練習が出来ました。ここである程度自信が持てたのもあり、11月の坂東将門ハーフでは81分ちょうど、つくばマラソンでは2時間52分台(PB)で走ることが出来ました。両日気温1桁かつ小雨が降っている環境で個人的にコンディションがすごく良かったのが大きかったです。
苦労したシーズン後半
ただその後のシーズンは割と苦労しました。当初シーズン終わりの大会で2時間55分を切って別大カテゴリー2で走れるようになれればいいなと思っていたのが2023年内で達成し、当初2時間55分で狙う大会の目標は2時間50分と目標を上方修正しました。4分/kmでフルマラソンを走り切る練習を積み重ね切れなかったので、残りのレース(別大,大阪)は一か八かになるけど4分/kmを切るペースで入って粘れるだけ粘るみたいな走り方になり、別大は30km過ぎから垂れて2時間55分台、大阪はBブロックスタートだったこともあり序盤無茶な走り方したせいで途中股関節周りに痛みが出て途中棄権になりました。この2レースの反省を活かし、今年はシーズン後半苦労しないように準備したいなって思いました。
シューズアドバイザ―として
思い返せば2023-2024年のフルマラソンって全て違うシューズで走りました。(北海道:Asics Metaspeed Edge+、つくば:NIKE Vaporfly Next%3、別大:Anta C202 5GT PRO、大阪:Xtep 160X 5.0 PRO)最近、機能性のあるウェアとかありますけど走るパフォーマンスが道具で変わるのってやっぱシューズじゃないですか。そう考えた時、自分にとってどんなシューズが合うんだろうって、シューズについて調べていったら自然とシューズについて詳しくなったんです。最近ではシューズオタクの知識を多少貢献する意味合いでチームメンバーに「このシューズとか合うんじゃね?」みたいなアドバイスしたりしています。アドバイスするときはシューズのスペックとその人のターゲットタイムや走り方など色々加味して良さそうなシューズを2~3足提案しています。アドバイスしたシューズを履いてPB更新したチームメンバーから感謝されるのは個人的にメッチャ嬉しいですね。PB更新したのはその人の努力の積み重ねの成果ですし、アドバイスしたシューズを最終的に選択して履いたのはメンバーなので自分がしたことなんてごく僅かなんですけど。
牧野さんを超える
2024-2025年シーズンの目標は色々ありますけど、とりあえずはいろんな練習会等にペーサーとして顔出していていろんなコミュニティの方々と交流あるのにも関わらず名指しで「アイツだけには負けたくねぇ」と私の名前を挙げる某牧野さんの自己ベストは超えたいですね。