「心理的な壁は取り除くことができたと思うので、次はみんなが達成するのが楽しみです」RRCメンバーインタビュー

Text: shun sato

A+チーム(目標:フルマラソンsub 2時間50分)第5クールMVPに選ばれた唐津孝二さん

昨年、金沢マラソンで先陣を切ってサブ3を達成し、チームに勢いをつけた唐津孝二さん。今年の東京マラソンで2時間53分03秒を出し、その流れで7月ゴールドコーストマラソンではサブエガ(2時間50分切り)を達成しました。出場レースは外さず、PBを出し続ける源泉は月間450キロの積み重ねです。

会心のレースとなった「ゴールドコーストマラソン」

MVPをいただけたのは、ゴールドコーストマラソンの結果ですよね。目標だった2時間50分切りのサブエガを達成(2時間48分18秒)できてうれしかったですし、応援してくれたチームのみんなには感謝です。ありがとうございました。

サブエガを達成したゴールドマラソンのフィニッシュ後

目標を達成できたのは、ひとつは東京マラソンで練習が成果に結びつきPBを大きく更新できた(2時間53分03秒)ことが大きいです。そこで次のゴールドコーストマラソンに向けての練習やレースの組み立てがなんとなく見えてきました。

サブエガ達成に向けた取り組み

サブエガ達成に向けては、比較的短期間でキロ5秒以上ペースを上げる必要があったこと、東京を踏まえイーブンに近い形で走り切ることが負荷も低く自分に合っていそうという感覚があり、今回は10-20キロのMペース走に集中的に取り組みました。キロ4分ペースで走り続けるたことはこれまでなかったので、そこをしっかりやり込み体を慣らすとともにペースを刻み込むことが大事だと考えたんです。


公式練習会

あとは、6-8キロのLT走(キロ3分47秒)、ロング走(30-40㎞)とハーフ(20-24㎞)を週1回程度、入れていました。ロング走とハーフのペースは暑さもあり、だいたいキロ4分30秒―4分50秒ぐらいです。
基本的に朝、走っているんですが、正直しんどい時もあります。でも、「今日は行くんだ」と決めてまずは外に出ていました。今日は無理かなと思う日もありましたが、4、5キロを走っていると不思議とペースが上がってくるんです。その感覚を繰り返すことでなんとかレースまで継続できました。Mペース走は10キロから徐々に延ばして15キロぐらいまで走っていました。20キロはハーフのレースをうまく利用させてもらいました。


着実に自己ベストを更新してきた(写真は2022年12月のBeyond)

サブエガ達成は、練習の成果が出て、ペースを3分58秒から59秒でコントロールできたのが、結果に繋がったと思います。トータルでペースが3分台というのは嬉しかったですね。レース後も以前とだいぶ違いました。これまではレースが終わると出し切った感があって、足がパンパンでつって歩けないみたいなことが多かったんです。でも、東京もそうでしたが今回はそれ以上に楽で、少し余力を残した状態でした。


第5クールの1500mタイムトライアル

昨年、僕が最初にサブ3を達成して、「壁がなくなったよ」と平野(友之)さんが言ってくれたんですが、その後、平野さんなど多くの方がサブ3を達成して続いてくれうれしかったです。本格シーズン前の早いタイミングでレースに出たこともあり、今回も少し早めにサブエガを達成できましたが、心理的な壁は取り除くことができたと思うので、次はみんなが達成するのが楽しみです。

今後の目標

RETOは、クールを重ねていくごとにみんなの熱量が高まり、お互いに刺激し合い、相乗効果でタイムが上がっています。僕は、練習会とか自ら開催するタイプじゃないですけど、結果を出して、みんなに刺激を与えられたらと思っています。でも、今、ストラバを見ていると、みんな、すごく走っていますよね。本当はゴールドコーストの後、もうちょっと休養期間を置きたかったんですけど、見ていたら逆に刺激を受けて、そんなに休めないなって思って走り始めました(苦笑)。次は、つくばと東京マラソンを走る予定です。できればタクちゃん(小坂拓也さん)の記録(2時間45分52秒)をどちらかで破りたいと思っています。

 

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