「プロジェクトのペーサー経験が僕を成長させてくれた」RRCメンバーインタビュー

text:Shun Sato

第7クールA2チーム(目標:サブ3時間10分)MVP 飯山恵一郎さん

リレーマラソンで負傷

昨年12月のBeyondで、3時間09分07秒の自己ベストを出せたのですが、実をいうと「よく出たな」という感じでした。

Beyondの1か月ぐらい前に上尾ハーフで自己ベストに近いタイムを出し、よい気分のままリレーマラソンに向かいました。出場して上位に入れば、東京マラソンの出場権を得られるというので、欲張って出たんです(苦笑)。アップは、もうハーフ走って来たので十分だと思い、いきなりトップスピードで500mぐらい走ったらハムストリングが肉離れを起こして‥‥かなり痛かったですね。その1週間後に、つくばマラソンがあったんですが当然、出走できず、Beyondに目標を切り替えました。幸い軽度だったのでよかったですが、ハーフを走った後、やめておけばいいのに調子に乗って走ったのが自分の不注意というか、ミスジャッジでした。

感じた応援のパワー

Beyondは、周回コースなので、1周まわって帰ってくるごとにRETOのみんなの応援でパワーをもらえるので、それが楽しみでした。給水をお願いしていたんですけど、1周するごとに給水してくれる人が変わって、それもすごく励みになりましたし、力になりました。

意識の変化

今回、自己ベストを出せたのは、練習やマラソンに対する姿勢や意識が変わったことが大きかったです。僕は1期生ですが、最初の頃は、走るのは休みの時だけで、仕事の前後に走るとかほとんどしなかったんです。今は、仕事の前後も余裕があれば走るようになりました。

実感した自分の甘さ

走ることに意欲的になったのは、昨年の富津での練習会がキッカケでした。あるプロジェクトを兼ねての練習会だったんですが、雨予報で来れない人が出た中、プロジェクトに関わる人はみんな参加したんです。走り終わった後、練習方法やマラソンに対する考え方とか、話をしていくなかで、自分自身を振り返ると、練習に対する考え方がまだまだ甘いと思えたんです。

仲間からの刺激

特に、絵(片山)さんの話は、刺激になりました。結果を出している人は、距離を走っていますが、絵さんは、「ただ距離を走るのではなく、RETOの公式練習会の翌日に20キロの距離走を入れるといい」と教えてくれたのです。その練習を取り入れていくと明らかに走りが変わりましたし、月間走行距離が200キロから300キロに増えました。ストラバも勧められて始めましたが、みんな走っているのがわかるのでモチベーションが上がりましたね。今は、走らないと気持ち悪くなるというか、走らないと1日がスタートしないみたいな感じになっています(笑)。

プロジェクトで得た経験

あるプロジェクトでペーサーを経験できたことも僕にとっては非常に大きかったです。ペーサーとしてランナーを成功に導くには、単純に平均的に走ればいいというわけではなくて、本命レースまでのスケジュールのプランニングを始め、コースを分析したり、ジェルや給水とか、誰がどのタイミングで渡すとか、いろいろ考えてやらないといけない。それをすべてやったからといって目標を達成できるわけではないところがマラソンの難しさですが、そういうことを自分のレースに当てはめた時、まだ足りていないと思いました。そういう意味ではすごくいい経験になりましたし、勉強になりました。それを今後のマラソンに活かして、目標のサブ3に少しでも近づいていきたいです。

 

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