「自分がやりたいことで子どもたちに背中を見せていくのもありかなと思ってRETOに参加しました」RRCメンバーインタビュー

Text: shun sato

Bチーム(目標:フルマラソンsub 3時間30分)第6クールMVPに選ばれた溝上奈緒美さん

金沢マラソンで自己ベスト

金沢マラソンで、PB(3時間23分57秒)を出せたのは、本当にうれしかったですね。

8月はまだ暑かったので、ジョグをメインにまずは走ることを意識していたんですが、ちょっとのんびりしてしまっていました。9月に入ってコロナにかかって、練習会をお休みしたんです。スピードはRETOでやることを意識していたので、それができなくて焦りが生じて‥‥そこからスイッチが入ってかなり身を入れて練習するようになりました。

RETO加入の際の迷い

私は5月からRETOに入ったのですが、入る前は悩みました。マラソンはひとりで走りますし、練習も一人でするものだと思っていたので、練習をグループでやることの意義をあまり見出せなかったんです。また、2人の子どものうち、下の子がまだ低学年なので、日本の社会的にお母さんが自分の好きなことに没頭していていいのかと思いましたし、育児放棄しているような罪悪感もありました。でも、自分がやりたいことで子どもたちに背中を見せていくのもありかなと思い、参加させていただいたんです。

勢いをつけてくれたレガシーハーフ

金沢の前にレガシーハーフがあったんですけど、私にはこのレースがすごく大きかったです。限られた時間での練習とレースのなか、絶対に結果を出さないといけないと思っていました。スタートして5キロまでは激込みで、35分と時計が表示されているのを見た時はタイムラグがあるのも忘れて「ダメじゃん」って思ったんです。でも、ここで終わらせていいのか、こんなんで諦めちゃうお母さんでいいのか、子どもたちは陸上をしているんですけど、ちゃんと背中を見せないといけないと思い、なんとかPB(1時間40分57秒)を出すことができました。

子どもたちが作ってくれた金メダル

金沢は、自分で決めたキロ4分40秒のペースでいけば数字的には絶対にサブ3.5は切れる。あとは、もう自分の気持ち次第だなって思いました。金沢の当日は子どもたちの大会もあったんですが、そういうなかで行かせてもらったので、恥ずかしい結果は出せないという思いが強かったです。サブ3.5をクリアできて、子どもたちはすごく喜んでくれて、手作りの手紙やメダルを作ってくれました。3時間20分切りには届かなったんですけど、トライできたなというところで自分のなかでは大きなターニングポイントになりました。

 

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