「ライバル心を持たれる存在でいたい」RRCメンバーインタビュー

Text: shun sato

A+チーム(目標:フルマラソンsub 2時間50分)第6クールMVPに選ばれた島田和幸さん

シカゴマラソンでPB達成

シカゴマラソンは、当日の気温が7℃から10℃ぐらいでした。コースはフラットでしたし、ニューヨークと同じように応援が絶え間なくてすごく独特で楽しかったです。ゴールした時は、2時間56分ぐらいで「あーベスト切れなかったなぁ」とがっかりしていたのですが、正式タイムを見たらPB(2時間55分13秒)で、びっくりました。

サブ3挑戦の際、決意したこと

RETOでは、みなさんに「毎回、結果を出していますね」と言われますが、みなさんほど走っていなくて、月間300キロぐらいです。正直、なぜタイムを維持出来ているのか、自分でもよく分からないです(苦笑)。ただ、最後まで諦めないことを大事にしています。2016年、初めてサブ3を出した時、しんどいけど諦めずに走ったら達成できたのですが、その経験が軸になっています。基本的にメンタルが弱くて、けがや足の痛みを理由にDNFとか無様な走りが続くことが多かったのですが、サブ3をもう一度と思うようになって言い訳して諦めるのはもうやめようと決めました。

サブ3達成の理由

今、僕がサブ3を継続できている理由は、2点あります。一つ目は自分のフォームをチェックして、意識するようにしたことで走り方が変わってきたことです。ヘタってくるとフォームが崩れて(従来の悪いフォームになって)痛みが出たりしてダダ下がりになるのですが、そういう苦しいなかでも正しいフォームを少しでも意識すると、スイッチが切り替わったように脚が動くようになります。

違う景色が見えてくる

二つ目は、最初に突っ込まないことです。これらによって後半、周囲の景色がよく見えるようになりました。よく、「景色が良かった」と言われて、「苦しいのに景色なんて見る余裕ないだろ」と思っていたのですけど、このまま行けそうだなって思うと、ちゃんと前が見えて、景色も見えてくるのです。それが、シカゴマラソンでした。

鉄人と呼ばれること

RETOは、初期のメンバーと一緒に練習しているグループの人以外は、なかなか分からなくなっているんですけど、お互いに「がんばろうぜ」と言える環境がとてもいいですね。でも、若い人らに「鉄人」って呼ばれるのは、よく分からないです(苦笑)。こんな僕に対してライバル心をみたいなものをもって、すごく頑張っているんですよ。こないだもアマネ(有本周翔)君がつくばで2時間52分を出した時かな、次の日に「シマカズ抜いてやったからな」みたいな感じで言っていたのですけど、僕からすればあれだけスピードがあるんだから、そのくらいのタイムが出て当たり前(笑)。でも、年齢関係なく、そういう対象に見られるのは良いなって思いますし、いつまでもライバル心を持ってくれるような存在でいたいですね。

 

ブログに戻る